第23回学術講演会・第20回歯科衛生士部会開催報告

KIRG第23回学術講演会(併催:第20回歯科衛生士部会)開催報告

2024年3月24日(日)、熊本市国際交流会館において(一社)九州インプラント研究会(KIRG)第23回学術講演会(併催:第20回歯科衛生士部会)が開催されましたので、報告いたします。

まず始めに、当会の伊東隆利会長より、ご挨拶および現在進行中の専門医制度に関してお話されました。

<基調講演>

歯科医師・歯科衛生士合同で基調講演が行われ、当会の正会員、西村正宏 先生((鹿児島大学顎顔面再建学講座 口腔顎顔面補綴学分野 教授)*本年4月1日より大阪大学歯学部クラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学講座 教授就任)が「口腔機能とインプラント治療」について講演されました。

西村先生には当会の35周年記念研究でインプラント治療における口腔機能調査について統括していただき、現在までに演題発表、学会誌論文に投稿してまいりました。今回のKIRG学術講演会においてもテーマとして各講演を企画し、口腔機能低下症とQOLの実態調査について講演いただきました。

 

<歯科医師部門 教育講演>

歯科医師部門と歯科衛生士部門に分かれ、歯科医師部門においては口腔機能低下症に関する教育講演1として、研究に協力していただきました村上格先生(鹿児島大学病院 成人系歯科センター義歯インプラント科)に、「口腔機能低下症に関する研究 現状と展望」として講演いただきました。本研究は2023年度日本老年司会学会総会において優秀研究発表賞を受賞しています。

また、教育講演2では、当会の正会員、森永大作先生が(公社)日本口腔インプラント学会2023年度第53回学術大会にて発表された「両側遊離端欠損への補綴方法の違いが口腔機能低下症、フレイルの自覚症状ならびに口腔関連QOLに及ぼす影響」を講演されました。当発表は他施設共同研究の分析結果について報告したもので、第53回学術大会において優秀研究発表賞を受賞されました。

 

<歯科衛生士部門 会員発表>

歯科衛生士部門では、(公社)日本口腔インプラント学会学術大会において優秀歯科衛生士発表賞に選ばれた2名の歯科衛生士の方がその演題を発表されました。

山下千尋歯科衛生士(松井歯科医院(宮崎))が「重度インプラント周囲炎に対して歯科衛生士による非外科的治療で改善できた一症例」(2023年度第53回学術大会)、秋山花菜絵歯科衛生士(伊東歯科口腔病院(熊本))が「訪問診療インプラントオーバーデンチャー(IOD)患者に対し、歯科衛生過程を用いて介入し、QOLの向上を認めた一症例」(2021年度第51回学術大会)について、口演されました。

当会の正会員、松井孝道先生が座長を務め、各医院の歯科衛生士の方々からの質疑応答を取りまとめられました。また、全体の司会進行を宮原香苗歯科衛生士(森永歯科クリニック)に統括していただきました。

 

<ランチョンセミナー>

お昼休憩時には、(株)ストローマン・ジャパン社の協力の下、当会の正会員、加来敏男先生によるランチョンセミナーが行われました。同社の「3 Shape TRIOS5の臨床応用と注意点について」を講演され、歯科医師・歯科衛生士の方が参加されました。

 

<歯科医師部門 特別講演>

午後の歯科医師部門では、特別講演として白方良典先生(鹿児島大学大学院歯学総合研究科 歯周病学分野)が「歯周・骨再生療法の最前線」について講演されました。

主にエムドゲインとリグロスの応用について、最新のエビデンスと症例を基に臨床パターンを検証し、その有効性や可能性について講演していただきました。

<歯科衛生士部門 教育講演>

歯科衛生士部門では、山口千緒里歯科衛生士(ブローネマルク・オッセオインテグレーション・センター)が「インプラント療法におけるアシスタント」について講演されました。アシスタントに求められる基礎知識や手術時の感染対策方法、訪問口腔ケアを見据えたメインテナンスについて話されました。

上記の2講演はそれぞれ外部より招致し当研究会の会員向けに講演いただきました。参加された本会員は熱心に聴講され、質問も活発に行われました。

 

<模擬ケースプレゼンテーション>

午後、最後の部において、模擬ケースプレゼンテーションが行われ、6名の先生方の発表されました。(公社)日本口腔インプラント学会ケースプレゼンテーション試験前の指導の一環として、当会の指導医の先生方がまず書類内容を確認し、その後学会試験と同様にプレゼン・質疑応答を行う形で、学術講演会にて毎年開催しております。

会場を二手に分かれて1人の方につき30分ほどプレゼンテーションの内容の確認・指導が行われました。臨床内容についていろいろと指導・指摘・質問等が活発に行われ、またケースプレゼンテーション試験の注意点なども確認されました。

この指導後に、発表者は各自で内容を精査し、2024年度申請試験に臨まれます。

 

今回の学術講演会では、歯科医師46名、歯科衛生士39名の計85名の方々が参加され、各講演を聴講されました。また、(株)クインテッセンス出版 クインテッセンスデンタルインプラントロジー編集部(松田俊介氏)の取材があり、同出版社のHPニュース、メールマガジンにおいて開催内容が掲載されました。

 

多くの方のご協力の下、KIRGの研究、発表成果、最新情報について学術講演は無事終了いたしました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

会長挨拶

基調講演

歯科医師部門 教育講演1

歯科医師部門 教育講演2

ランチョンセミナー

歯科医師部門 特別講演

模擬ケースプレゼンテーション

歯科衛生士部門 会員発表1

歯科衛生士部門 会員発表2

歯科衛生士部門 教育講演

歯科衛生士部門 教育講演

懇親会

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