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2021年度 公益社団法人日本口腔インプラント学会 認定講習会第3回 報告

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KIRG 2021年6月の講習会を終えて

第27期  井ノ上琢海  医療法人ライフ スマイル歯科医院 (福岡県中間市)

新型コロナウイルスの影響も受ける中、今回はオンラインで参加しました。

前年度までにはないオンライン形式ですが、トラブルもなくほぼ定刻通りに運営していただき、快適に受講させていただきました。

自分は所用により6/19,20の日程のうち20日のみの受講でしたが、欠席分は来年度受講可能とのことで非常に助かりました。

まずは松下恭之先生の「生体力学的観点から見るインプラント補綴のガイドライン」の講義でした。松下先生の長期にわたる臨床経験と大学での研究から、インプラントの力学について非常に興味深い情報と注意点を学べてとても勉強になりました。

特にインプラントの径の太さや長さによる応力集中の部位、大きさの差のシミュレーションについて内容が面白く、埋入するフィクスチャのサイズ選択についてさらに思考が深まりました。また、連結する場合のミスフィットのチェックがいかに大事か、それを行わないとどうエラーが発生するかを自身の臨床歴からお示しいただき、今後自分も必ず気をつけなくてはならないと感じました。午前中すべて使った3時間の講義でしたが、もっと長く時間を取って話を聞いてみたいほどでした。

その次は竹下文隆先生によるサージカルガイドとシミュレーションについての講義でした。

パノラマと金属球を使った昔の治療計画の方法から、現在のCTとパソコンのシミュレーションソフトを使った治療計画について実習を交えてお示しいただきました。

即時重合レジンとバリウム、ガッタパーチャ等で作る自作ガイドは外注のステントより材料費も安く、勤務医でも活用できそうだと感じました。

最後は佐藤隆太先生による口腔内写真撮影についての講義でした。

今後、インプラントの経験や症例を積み重ねていく上で、きちんとした口腔内写真撮影をすることの意義や、規格性のある写真撮影の重要性、具体的な撮影方法、必要な絞りとシャッタースピード等のカメラについての知識、口腔内写真撮影での焦点の設定の注意点など、知りたかった情報が沢山得られました。

写真撮影の知識と技術がないと、いざ撮りたいと感じたときにちゃんとした写真が撮れず、1例1例から学べる経験量も少なくなってしまうと感じ、写真撮影の練習をやっていこうと感じました。

総じて、今後自分がインプラントの経験を積んでいく上で必要な総論的な知識、各論的な細かいテクニックまでカバーされた内容を今回も学ぶことができました。

講義からの学びを深めるためにできることからすぐ実践して参りたいと思います。

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第3回 KIRG受講 感想文

第27期 佐々木義郎 佐々木歯科医院(福岡県筑紫野市)

 

福田先生

・インプラント埋入手術時の全身管理についての講義でした。様々な薬品の注射の仕方や全身管理の方法、緊急時の対応について再確認することができた。今後、必ず起こりうることであり、しっかりと習得しておかなければならない分野でもあるので、とても勉強になりました。

 

堀川先生

・静脈内鎮静法を使った治療についての講義でした。手術となると患者も不安や恐怖を感じショックを引き起こす原因にもなりえる。静脈内鎮静法は患者の全身管理を行いつつ、患者に苦痛を与えない治療法であることを学びました。

 

飯島先生

・インプラント治療の資料をベースに様々な種類のインプラントについての講義でした。様々なインプラントが存在し、それぞれに長所短所があるので、状況に合わせたプランをしっかり組むことの大切さを学びました。

 

松下先生

・インプラントの咬合についての講義でした。インプラントを埋入したから噛めるというわけではなく、しっかりとした咬合を付与しなければ、上部構造の破損や周囲歯槽骨の吸収を招く危険性がある。天然歯とインプラントを比較したデータを中心に講義されており、大変わかりやすかったです。

 

竹下先生

・歯科用コンビームCTをつかったサージカルガイドについての講義でした。口腔分野の解剖の復習と、インプラントによる組織の損傷などを再確認できました。歯科用コンビームCTとステントを使ったインプラント体のシミュレーションも実際に触れることができてよかったです。

 

佐藤先生

・口腔内写真撮影についての講義でした。インプラント指導医や専門医のプレゼンテーションを中心に、どのような口腔内写真・パノラマX線写真が必要になり、その時期や規格について学ぶことができました。これからインプラントやそれ以外にも稀なケースを経験することがあると思うので、しっかりと資料を残すことが大切になってくると感じました。

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KIRG27期認定講習会第3回感想文

第27期 小野真太郎 森本歯科医院(兵庫県姫路市)

 

認定講習会第3回は新型コロナウィルスの影響を受けハイブリッドでの開催となりました。私は対面受講が未だ叶っておりませんが、毎回講義の中で新しい学びや発見があり、楽しみながら参加させていただいております。

 

6月19日

福田 謙一 先生

インプラント手術時だけにとどまらず、日常の歯科治療時における全身管理、疼痛管理および緊急時の対応について教えていただきました。バイタルをとることの重要性、伝達麻酔のやり方および局所麻酔のポイントなど、すぐに臨床に直結することばかりで大変勉強になりました。

 

堀川 正 先生

静脈内鎮静法について、経験の少ない我々に対してわかりやすくまとめて教えていただきました。使用する薬品や器具、手技などについて学ぶことができました。高齢者の治療は避けて通れないので、全身管理についての重要性を再認識しました。

 

飯島 俊一 先生

各種インプラントにどういう特徴があるのかを知り、状況に応じてインプラントの選択を行うことが肝要であると思いました。エクスターナルテーパーロックは細くて強度がありマイクロギャップがないのが面白いと思いました。使いこなすためには補綴的な観点から習熟が必要だと感じました。

 

6月20日

松下 恭之 先生

生体力学的な観点から見るインプラント補綴およびその咬合について、多くの論文に基づく見解を示していただき、大変参考になりました。印象やフレーム適合のチェックの重要性について再認識しました。

 

竹下 文隆 先生

過去から現在に至るまでの画像を利用した治療の進化や、CTの有用性および今後の可能性を教えていただきました。シミュレーションのデモを見た上での実習もできて良かったです。先生の臨床経験を交えての貴重なお話をありがとうございました。

 

佐藤 隆太 先生

試験に必要な口腔内写真の撮り方や、その基本的な知識について初心者にもわかりやすいよう教えていただきました。種々のカメラの特徴がわかり、自分でどのような写真を撮りたいか考える際に大変参考になると思いました。

 

今回私はリモートでの参加でしたが、この日のために準備をしてくださった方々のおかげでその場にいるかのように講義を受けることができました。ありがとうございます。残りの5回も楽しみにしております。

講師の先生方や他の受講生の皆様、次回もよろしくお願いします。

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第27回日本口腔インプラント学会認定講習会

第3回 開催日2021年6月19日

第27期 餅田健一 ケイズ歯科・矯正歯科クリニック貴船(福岡県北九州市小倉北区)

 

第3回目の1日目は3人の先生の講義をWebで受講をさせていただいた。

 

まず福田謙一先生は全身管理の重要性について講義してくださった。インプラント治療だけでなく日々の臨床でも気をつけておかなければならない点が多々あった。最も大切なことと言えるのは患者さんの予備力を見るということである。インプラント治療を行う上での予備力の目安となるのが、階段を2回まで休むことなく登れるかを質問して見るということである。患者さんの状態をどれだけ理解できており、どれだけ管理できるのかが重要だと感じた。また、歯科で起こりうる救急時の対応についてもご教授くださり、いかに適切な対応をいかに迅速に行うことが重要であるかを教わった。

 

次に堀川正先生の講義では、患者さんはインプラント治療に限らず歯科治療では常に緊張しており、いかにその緊張をほぐした状態で治療できるかが重要であり、その一つとして静脈内鎮静法についてのご教授くださった。ルートの確保は研修医時代習得していたが、臨床に出てからは全くやっておらず、手技の習得の必要性を感じた。コロナウィルスの関係で実習が延期になってしまっているが、必ず習得したい。

 

初日の最後の講義は飯島俊一先生による各種インプラントの臨床についてであった。近年のチタン製インプラントの変遷について詳しくご教授してくださり、なぜそのシステムになっていったのか、また何に注意していかなければならないのかという所を詳しくご説明して頂き、現在のインプラントの終着点までお話いただいた。当たり前であるが、自分の用いるインプラントの形状と性質をしっかり理解しておくことの重要性を感じた。また、先生の御考案されたITインプラントには非常に興味が感じられたので、次回以降の講義でもぜひお話を伺いたい。

 

しっかりとした技術と知識を習得できる場所を用意してくださっていてKIRGを受講して本当に良かったと思っている。

毎回講義の内容が非常にボリューム満点で復習で精一杯であるが、しっかり自分のものにしていき今後の臨床に生かしていく。

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27期 眞方宏明 まがた歯科クリニック(福岡県北九州市八幡西区)

この度は感想文の提出が遅くなってしまい大変ご迷惑をおかけしました。日々の生活に追われ、なかなか書くことができず申し訳ない限りでございます。

今回私がKIRGを受講した目的はインプラントを自院に導入するにあたり、より確かな知識とより確かな技法を身につけたかったからであります。それを身につけるにあたり、治療計画から埋入、補綴、メインテナンスと順を追って最初から最後までそしてより詳細な内容まで教えていただけるような勉強会は他にないであろうと思い、数あるインプラントのセミナーの中からKIRGを受講させて頂くことに致しました。

本セミナーを受講する前私は、より信憑性の高いストローマンのSLAactiveのようなインプラントを正確に埋入し、正確に印象を取り、正確に咬合調整してセットすればうまく いくものだろうと思い込んでおりました。しかし本セミナーを受講してまだ3ヶ月ですが、そこの考え方は大きく変わりました。それぞれのメーカーのインプラントにはそれぞれの特徴があり、インターナルやエクスターナル、テーパードやバットジョイント、ラフサーフィスが長い目で見たときに必ずしも有利とは限らないこと、その他ワイドなインプラントは経年的に骨が吸収されて細くなってきた場合露出してしまう可能性があるため大臼歯においても必ずしも有利というわけではないことなど、私がより信頼度の高いものだと思っていたものは決して万能ではなく、ケースバイケースで使い分ける必要があるということを教わりました。これは今回セミナーを受講し3ヶ月間で得た中で一番の収穫であり、いろんなメーカーのインプラントのシステムについて勉強し、それをよく知った上で、ケースに応じてより適したインプラントを選択する必要があるということを導入前に知ることができたことはとても良かったと思っております。

これから11月まであと5ヶ月ありますが、より確かな多くの知識とスキルを本セミナーで身につけ、患者様により良い治療が提供できるよう精進していきたいと思います。

私はKIRGのセミナーを通じて、より安心で安全なインプラント治療が患者様に提供できるように頑張っていきたいと考えております。あと残り5ヶ月、講師の方々やセミナースタッフのみな様方には何かとご迷惑することがあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

 

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