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2021年度 公益社団法人日本口腔インプラント学会 認定講習会第7回 報告

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九州インプラント研究会

2021年度第27期認定講習会(実習を中心とした講習会)報告

 

2021年度は緊急事態宣言、蔓延防止重点措置など、全国的に新型コロナ感染旋風が吹き荒れました。その中で25名の受講生に感染防止を第一に、臨床感あふれるハイブリッド型講習会を企画してきましたが、幸い10月にコロナ禍も一時収束し、この時とばかり全員対面参加の実習講習会が遂行できました。

皆様の熱意が通じたのでしょうか。いろいろな制限の中コロナ禍以前の例年と変わりない、あるいはそれ以上の実習講習会ができました。

報告が遅くなりましたが、当日の風景写真と参加された受講生の皆様からいただいた感想文をHPに掲載いたします。皆様ご協力ありがとうございました。

2022.4.26

九州インプラント研究会 会長 伊東隆利

会員一同

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KIRG実習を受講して (2021.10.30~ 10.31) 感想文

第27期 岡 大和 おか歯科(佐賀県 佐賀市)

 

児玉利朗先生には、ソフトテッシュマネジメントとして、歯肉組織の分化の過程から切開に関する考え方、歯周組織形成に関してなど、詳しく教えていただき、実習では教科書だけではわからない実際の処置時のポイントや手を動かすことで、知識と結びつけることができ大変勉強になりました。

松浦正朗先生には、骨組織のマネジメントとして、骨の新生サイクルや、皮質骨の採取に関する知識、スクレパーやピエゾ等を実際に使用して行う骨の採取ボーンミルが結構力がいること、感触や大変興味深く勉強になりました。

香月 武先生には、外科処置の開始に対して切開線の設定が大事である事、外科処置の切開・縫合等基本の術式について練習を踏まえて教えていただきました。

堀川 正先生には、採血実技について指導いただき、模型を使用したとはいえ実際の感触は大事であることを再認識させていただきました。

飯島俊一先生には、ストローマンの埋入実習を体験させていただきインプランター等見るのとすることの違いを実感でき身が引きしまる思いがしました。

勝山英明先生には、 骨の欠損の大きい場合の対処法について教えていただきました。自家骨、人工骨、それぞれ移植後の骨吸収をどう考えるか等先生の貴重な症例をもとに講演していただき大変勉強になりました。

各分野のエキスパートの先生方の講義は奥が深く自分の知識や考え方が増えることに喜びを感じ、感謝しております。

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第7回 KIRG受講 感想文

第27期 佐々木義郎 佐々木歯科医院(福岡県筑紫野市)

 

児玉先生

ソフトティッシュマネージメントについての講義でした。骨の欠損状態に応じて切開線の設計を変えることや、午後の実習で実際に減張切開を行う際のポイントや注意点を学んだ。

松浦先生

骨切りの際に、電動ではなく超音波を用いたピエゾサージェリーⓇについて学んだ。実際に使ってみて感じたことはやはり時間がかかるなという印象はあった。しかし、超音波振動により軟組織への侵襲が少なく、骨に対しても熱の発生を抑えることで侵襲を少なく骨切りが行える事がメリットとしてある。

香月先生、堀川先生、添島先生

2日にわたっての実習ではたくさんのことを学んだ。特に、練習用ではあるが、実際に使われているインプラントの器具を用いての埋入実習は貴重な体験でした。手術用ガウンの着用、切開と骨膜剥離、ピエゾサージェリーⓇ・セーフスクレイパーを用いた骨片の採取。セーフスクレイパーは狭い部位からでも容易に自家骨を採取でき、少量の採取ではあるが使いやすさを感じた。実際のストローマンの器具を用いて、豚の顎骨にティッシュレベル・ボーンレベルインプラントの埋入を行った。また、相互実習では採血時の血管確保を行った。

勝山先生

審美的部位へのアプローチについての講義でした。インプラントは埋入して骨とオッセオインテグレーションが確立することができれば終わりというわけではない。特に前歯部においては、歯肉の形態や高さも重要になってくる。

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KIRG第7回認定講習会感想文

餅田健一(福岡 ケイズ歯科・矯正歯科クリニック貴船)

 

10月30日

児玉利朗先生

ソフトティッシュマネージメントの講義後豚骨を用いての実習となった。

CTGとFGGの手技を再度確認でき、またテルダーミスを用いた擬似移植法を教わった。

何より直接先生にご質問させていただき、即座に大変納得のいくお答えを頂き非常に勉強になった。

 

松浦正朗先生

硬組織のマネージメントの講義後実習を豚骨で行った。

この際実際ピエゾを用いて骨切りを行い、ピエゾの有効性を体感できた。

当院にもピエゾがあるため、これからの臨床に取り入れていきたい。

 

香月武先生

清潔域不潔域に関しての意識を改めて見直す機会となった。

開業医に就職して以来意識が低くなってきている部分である。

今一度清潔域・不潔域を意識し、院内でもう一度見直す必要性を感じた。

 

10月31日

香月武先生

先生の著書を直接サイン入りでいただき、手技だけでなく器具についての知識も深まった。

基本的な手技である縫合は、練習で差がつくところの一つであると聞く。

縫合がスムーズに行う事ができれば、患者さんの負担軽減にもつながるため常に手技の向上に努めたい。

 

堀川正先生

実習でルート確保と輸液のセットを行った。

研修医時代の麻酔科での実習以来だったので、非常に貴重な復習となった。

救急時にすぐ動けるためには事前の準備と知識が不可欠であるため、勤務先に戻って即座にセットと器具の確認を行なった。

 

飯島俊一先生

ストローマンインプラントの埋入実習を行なった。

ストローマンのインプラントを触った事がなかったので貴重な経験となった。

今度は先生の開発されたITインプラントの実習を行ってみたい。

 

勝山英明先生

リッジオーグメンティションの講義を受講した。ある程度吸収した広範囲における部位に造成を行う方法で

私に取っては非常にレベルが高すぎる講義だった。先生のおっしゃられてた技術に到達できるように研鑽を積んでいきたい。

インプラントのリスクを常に頭に入れて事前にしっかりデジタル趣味レーションを行うことの大切さを学んだ。

 

2日間非常にハイレベルかつ膨大な知識をご教授いただいた。

しっかり復習し、自分のものとできるようにこれからの臨床を頑張っていきたい。

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2021年度第27回日本口腔インプラント学会認定講習会第7回を受講して

第27期 森本康裕 (広島)

 

10月30日、31日の二日間の日程で第7回目の九州インプラント研究会(KIRG)の講義を、熊本県の肥後銀行北熊本支店会議室にて受講しました。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今年度の講習会はリモートでの講義が多く、はじめて現地全員参加にて講習会を開催することが出来ました。

リモートの講義では味わえない臨場感、また講師の先生方と直にお話しができ、とても有意義な時間となりました。

 

まずは児玉利郎先生のソフトティッシュマネジメントの講義、実習でした。

講義では角化付着粘膜の分類によって切開線や、インプラント埋入の選択方法の違いを学びました。

実習ではまずは、ガウンの着方から学びました。

その後、歯肉弁歯冠側移動術、遊離歯肉移植術の実習を行いました。切開や縫合のコツを教えていただきました。

午後からは、松浦正郎先生の硬組織のマネジメントの講義、ピエゾサージェリーの実習を行いました。

粘膜組織に損傷を与えることなく、骨の切削ができるので、とてもすばらしいと思いました。

次に、香月武先生の外科的知識と実技の講義、及び、実習を行いました。香月先生の講義は2日間にわたりみっちりと教えていただきました。

基本的な手技が非常にわかりやすく、わかりやすい書籍もいただき、今まで当たり前に行っていたことでも、基本を大事にし、また常に基本に忠実に治療を行わないといけないなと改めて考えました。実習でも豚骨を用いて、切開、縫合としっかりと学ぶことができました。また、シュミレーションの大切さ、切開線をしっかりとマーキングし行うことにより、より正確な治療を行えることを学びました。

2日目は香月先生の講義の次に、堀川正先生の全身管理と麻酔、救命応急処置の講義、実習を行いました。血管確保の実習では、普段なかなか行うことのない血管確保に緊張しましたが、無事行うことができました。また、緊急時の対応についても復習になりました。

2日目午前の最後は飯島俊一先生の埋入実習でした。実習中に飯島先生に埋入方向の確認をしていただいたところ、骨欠損の状態を見て、なぜこの骨はこのような形になっているのか、吸収しているのかを考えなくてはならないと教えていただきました。そうでなければ、短期的には成功したように見えても、長期的なトラブルの原因になることがあるとおっしゃられていました。模型をみて患者さんの背景、抜歯に至った経緯等想像されていて、自分では思いつかないことを考えていらっしゃるのだな、自分もどんどんと今見えていないものが見えるようになりたいなと思いました。

2日目の午後は、勝山英明先生のリッジオーグメンテーション審美的部位へのアプローチの講義を聞きました。審美領域では成功の基準がかなりシビアになるため、より精密な治療、計画が必要であると思いました。薄いバイオタイプ、厚いバイオタイプについても勉強になりました。

残りは11月の講義を残すのみとなりました。最後まで頑張りたいと思います。

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KIRG  第7回受講感想 2021年10月

第27期受講生  古川幸介  こうすけ歯科医院(佐賀)

 

4月に始まった認定講習会も早いもので、今回を含めて残すところあと2回になってしまいました。コロナの影響もあり、なかなか全員揃うことができず、今回初めて受講生全員が揃うことになりました。講師の先生方の挨拶にもありましたが、「認定講習会が今回から始まった気がする」という言葉に(今回を含めてあと2回しか残っていないのに)「まったくそのとおりだな」と感じました。

 

過去6回の講義中心の内容と違い、今回は実習中心の内容です。頭を使うことはあまりありませんでしたが、手を動かさないといけないので、実習時間が短く体力的に疲れました。

児玉先生の講義、実習は、歯肉弁歯冠測移動術、遊離歯肉移植術を行いました。今回勉強になったのは、結合組織移植術で、供給側の結合組織を採取するとき、私は、大口蓋動脈の枝を傷つけてしまいそうでいつも躊躇していたのですが、カーボランダムポイントを用いて上皮を削り出血させ結合組織を採取して、そしてその部位にテルダーミスを応用する手技を教えてもらい勉強になりました。また松浦先生の骨組織のマネージメントの実習では、ピエゾサージェリーを用い豚の下顎骨体部から骨片を採取する実習を行いました。豚の皮質骨は、非常に厚くて時間がかかるということも学びました(笑)。ただ講義は時間が足りなくて大変そうでしたが・・・。

香月先生の実習、講義では、「知識も大事だが、手が動くことも大事。そのためには日頃から練習が大事!」という言葉が、大変印象に残りました。実習は、楽しくできました。

堀川先生の実習は、今回一回だけの実習で、実際に患者に使用することは私にはできません。先生も「慣れが必要」とおっしゃっていましたので、まず器材を買って、採血の練習を身内(家族、スタッフ)からやりたいと思います。周りは離れていくかもしれませんが・・・(笑)。

飯島先生のストローマンインプラント埋入の実習は、そのメーカーのインプラント体を実際使用しているので気楽にはやれましたが、最近はストローマンガイドを使用しての埋入しかやっていないので、途中の手順を結構省いていたことに気づき反省させられました。最後に勝山先生の講義ですが、自家骨は吸収しやすく大きな欠損には、自家骨に骨補填材を混ぜたほうがよいこと、またバイオタイプによってメンブレーンが必要な場合と不必要な場合があること、骨補填材も吸収の早さなど考えながらその症例にあった材料を使用しないといけないことを学びました。

今回も非常に楽しい実習、講義でした。また改めてインプラント治療の奥深さを感じました。

早いもので次回11月が最終回になってしまいましたが、今後もよろしくお願いします。

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KIRG 第7回受講感想 2021年10月

第27期  井ノ上琢海  医療法人ライフ スマイル歯科医院 (福岡県中間市)

 

今季初の現地参加ができ、自分にとって非常に楽しい会となりました。開催していただきありがとうございました。

最初は児玉利朗先生のソフトティッシュマネジメントの講義でした。

インプラント周囲に角化粘膜を作る方法、そのメリット、逆にそこまでする必要がない場合についてを知ることができ、最初はうまく埋入することに意識が行きがちだが、長い予後を考えると軟組織にも十分な配慮をしておくことの大事さを実感しました。実際にFGGを実施したことはありませんが、ぜひ身につけておきたい手技の1つだと感じました。

次は、松浦正朗先生の硬組織のマネジメントについての講義でした。

自家骨移植について、ブロック骨の採取部位や採れる骨の特徴、また骨補填材の種類や特徴について理解が深まりました。自家骨移植が常にベストだという思い込みがありましたが、長期的にみた場合の骨吸収量や、採れる量などを考えたときに、補填材をいかに使うかの知識があれば患者負担の少ない術式が選択できるようになるのだと、認識を改めることができました。

香月武先生の外科的知識と実技は2日に渡るものでした。

外科の基本である、切開や縫合についての手技、また道具の選択について自身の長い臨床経験からの見解をお示し頂きました。また,実習ではピエゾサージェリーを使った抜歯やドリリングについて体験することができました。ピエゾサージェリーを実際に使ったことは今までありませんでしたが、軟組織を傷つけることなく切削できるメリット、また削れる速度はそこまで早くないため、使い所を考える必要があることを十分理解できました。

堀川正先生による全身管理と麻酔・救命応急処置についてでは、ルート確保の実習を行いました。日常臨床においてルート確保を学んだり、ましてや実際に行うことはないため、実際に道具と模型をつかった練習は非常に貴重な経験でした。

飯島俊一先生による埋入実習では、ストローマンのティッシュレベルとボーンレベルのフィクスチャの埋入を行いました。講師の先生方にその場で質問し、アドバイスを頂きながらドリリングをしたり、深さを決めたりすることができ、非常にためになる実習でした。また、ストローマンの機材を使うことは初めてでしたが、ロキソリッドがあることで非常に埋入のトルクコントロールに安心感がでることや便利さを体感できました。

最後は勝山英明先生のリッジオーグメンティション審美的部位へのアプローチについての講義でした。

GBRのポイントについて、スペースメイキングと血流がどこから得られるか、また吸収性膜と非吸収性膜の特徴と選択について、過去から現在に至る考え方の変遷をお示し頂きました。埋入後長期経過後のインフラオクルージョンのケースも複数提示いただき、長期に機能しているインプラントならではの問題点や考えておくべき点についての考察も非常に勉強になりました。デジタル化によってインプラント手術も非常にステップが変わったが、埋入手技だけはそう変わらないため、しっかりとトレーニングを積むことが大事、ということが心に残りました。次回で最後の講習会となりますが、最後までしっかりと学んで少しでも自分のものにできるよう精進してまいりたいと思います。

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KIRG主催日本口腔インプラント学会認定講習会 第27期 第7回感想文

福山歯科医院 福山雅大

 

10月30~31日、第7回の認定講習会が開催されました。

今回は実習が多く予定されていましたが、COVID-19が驚異的な収束を示したこともあり、全受講生が一堂に会することができました。

講師の先生方、KIRG会員の先生方、事務局の皆様のご尽力に心より感謝いたします。

 

まず、児玉利朗先生よりソフトティッシュマネジメントについてご教示いただきました。インプラント周囲に角化粘膜を確保する重要性や具体的手法、FGGやCTGを行う際の移植片採取や切開・縫合のポイントについて、講義や豚下顎骨の実習を通して学ぶことができました。

 

続いて、松浦正朗先生の講義は硬組織のマネジメントについてでした。実習ではピエゾサージェリー®を用いたブロック骨採取や、手用器具による細片骨の採取を行いました。また、講義では広範囲の骨再建症例などを交え、安定した骨造成を行うためのポイントなどを教えていただきました。

 

香月武先生による外科処置の基本についての講義・実習は、1日目から2日目にかけて行われました。個人的な話ですが、佐賀大学の歯科口腔外科に研修医として在籍した身として、香月先生の講義を受けることができたのはとても感慨深いものがありました。切開・剥離という基本中の基本が外科処置の予後を大きく左右するということは常に意識したいです。

 

堀川正先生の実習では、留置針を用いたルート確保を行いました。今後自院で行う際にも、血管の確認、清潔不潔の徹底など、当然のようで重要なことをしっかりと抑えていきたいです。

 

飯島俊一先生の実習ではストローマン社のTL、BLインプラントをそれぞれ模型に埋入しました。プロトコールに沿って埋入操作を進めることで、ヒューマンエラーが起こりにくいようにキットが組んであると感じました。

 

午後は勝山英明先生の講義で、リッジオーグメンテーションについての内容でした。ITIコンセンサス会議のメンバーとしてのご経験を含め、数多くの文献や症例をご呈示いただきました。アドバンスな内容も含まれていましたが、系統的思考に基づき方針を決定すること、選択肢を増やすために術者の技量・知識を常に向上させることの重要性を再認識しました。

 

今回の2日間を通して、多くの実習・講義を受けることができました。また、初めて同席した受講生の皆さんとも交流することができ、新たに刺激を受けました。

冒頭でも申し上げましたが、改めて関係者の皆様への深謝を述べさせていただきます。

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KIRG 第7回受講感想 2021年10月

 

第27期 角田 晃央   角田歯科医院(広島県大竹市)

 

10月30、31日とコロナの状況もタイミングよく落ち着き、現地にて講習を受講することができました。 実習ができるかどうかコロナ次第というところで、27期全員出席するという形で行えたことは本当に良かったなという思いです。

 

1日目

 

児玉 利朗先生 (ソフトティッシュマネジメント)

FGG、CTGについて詳しくお話しいただきました。その際の骨膜への意識が日常臨床からもう少し必要だと感じました。治癒における血液供給の仕組みを理解することと合わせて、移植処置などの治療に活かしていきたいです。結合組織採取の際、カーボランダムポイントを用いて上皮を除去するテクニックや、テルダーミスを用いた歯肉再生誘導法は取り入れていきたいです。

 

松浦 正朗先生 (硬組織のマネジメント)

ピエゾサージェリーやボーンスクレイパーによる骨採取実習と共に骨組織について詳しく教えていただきました。自家骨移植と他家骨移植の違い、これまで行われてきた骨移植の長期予後について学ぶことができました。一長一短ある移植材や方法について自分なりにも道を作っていきたいと感じました。

 

香月 武先生 (外科的知識と実技)

手術の基本について実習を交えて講義していただきました。術前準備の大切さ、器具の選択について基本的な部分を再確認することができました。切開、剥離、縫合については実習で丁寧に指導いただきました。他の先生の外科手術を見学することで自分を見つめ直すことができるという言葉は心に残りました。

 

堀川 正先生 (麻酔と全身管理、救急救命措置)

血管確保について講義していただき、実習を行いました。やはり慣れない部分が多くありましたが、ゆっくり手順を踏み、細かく確認もしていただけたことでより理解が深まりました。

 

飯島 俊一先生 (ストローマンインプラントの基本と臨床)

豚骨へのストローマンインプラント埋入実習を行いました。埋入手順の確認、方向、深度について細かく指導いただきました。実習中に飯島先生からインプラント治療を行う上での心構えを話していただきました。長期的に安定した結果を得るために必要な要素についてのお話は聞き応えがあり、重みがありました。

 

勝山 英明先生 (リッジオグメンテーション審美的部位へのアプローチ)

実際の症例を中心に審美領域のリッジオグメンテーションについて教えていただきました。ITI SAC分類と共に提示していただき、症例の難易度、アプローチの仕方、注意すべき点がよく理解できました。紹介患者様で、前歯部の骨増生処置と感染を繰り返したケースでは、治療の限界があり、そのような状況を作らないようにすることがまず自分のすべきことだと感じました。straight-forwardなケースから確実に習得していきたいです。

 

次回で講習会も最期となりますが、コロナの状況が継続して落ち着き、対面での講習会が行われるように、楽しみにしています。

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2021年度第27回日本口腔インプラント学会認定講習会第7回を受講して

 

第27期 小牧憲明 こまき歯科医院(長崎県五島市)

 

今回、念願叶って現地で講習会に出席することができました。コロナ禍で、6回までずっとリモート(ウェブ)出席でしたので、欲求不満が溜まっておりましたが、やっと講習会に出席しているのだと実感(体感)することができました。現地でご尽力いただいている講師陣の先生方や講習会に参加されている先生方と、直接お会いして共に過ごした時間はとても貴重で、おまけに実習中心の2日間でしたので、あらためてインプラントを学んでいることを実感でき、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

第7回の感想をとのことですので、簡単に記させていただきます。

1日目、児玉利朗先生には「ソフトティッシュマネージメント」と題して、講義並びに実習をしていただきました。講義では、ペリオドンタルプラスティックサージェリーの概念が理解でき、実習では、今まで疑問に思っていた軟組織の扱い方が理解できました。

松浦正朗先生には「硬組織のマネージメント」と題して、講義並びに実習をしていただきました。講義では、骨代謝、顎骨の特徴、移植材料について学ぶことができ、実習は、今まで扱ったことがないスクレーパー、ピエゾエレクトリックデバイスなどを用いての骨採取から、ボーンミルでの骨の粉砕、トレフィンバーの使い方など、とても興味深い内容でした。

香月武先生には「外科的知識と実技」と題して、日をまたいで講義と実習をしていただきました。切開法、弁の種類、ピエゾエレクトリックデバイスの様々な使い方、縫合の種類など、外科手技全般にわたって、ご教示いただきました。

2日目、堀川正先生には「麻酔と全身管理、救命応急処置」と題して実習をしていただきました。ルートの取り方については、学生時代にやっただけでしたので懐かしく、輸液キットの使い方、留置針の仕組みなど、あらためて理解が深まりました。

飯島俊一先生には、「ストローマンインプラントの基本と臨床」と題してインプラントの埋入実習をしていただきました。初めて扱うインプラント関連の器具でしたが、システマティックに作られていることに関心し、実際患者様に施術するまでには、十分なイメージトレーニングが必要だと実感しました。

勝山英明先生には「リッジオーグメンティション審美的部位へのアプローチ」と題して講義していただきました。様々な症例を交えながら、最先端のインプラント治療と、長期安定を図るにはどうしたらよいのかをご教示いただきました。ここまでできるものなのかと最先端の治療に感服いたしました。

 

初めての現地出席と、対面での実習を中心にしたカリキュラムは、とても有意義なものでした。反面、実習をしてみて、迷うことなく患者様に技術を提供することの難しさも実感しました。患者様にインプラント治療を提供して喜ばれるためには、今まで学んできたことをしっかり整理して理解し、イメージトレーニングも行って、知識と技術を一体にしていかなければと、あらためて考えさせられた2日間でした。講習会も第8回を残すだけとなりましたが、気を引き締めて、現地出席したいと考えております。

 

最後になりましたが、あらためて、この講習会を支えていただいている研究会会員の先生方、事務局の方々に感謝申し上げ、感想寄稿とさせていただきます。

1:腸骨を使用した実習風景。皆さん真剣に視聴

2:講師と一体となった実習

3:真剣なまなざし

4:助け合いの実習

5:視聴から予習・実習へ

6:視聴からの実物実習

7:受講生・講師と共に実習

8:WEBを通して遠隔講義。受講生との臨場感あふれる質疑応答

 

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