2019年度 公益社団法人日本口腔インプラント学会 認定講習会第4回 報告

第25期九州インプラント研究会認定講習

Kirg 100時間コース 感想文

25期生    高橋  直希 安楽歯科医院(宮崎県都城市)

 

1日目

児玉利朗先生による軟組織の重要性、最初の切開線の重要性、軟組織のマネージメントから縫合までの理論と実習など注意すべき事柄を色々と教えて頂きまた、

それらがインプラント埋入から治癒に渡り安定に大きく関わってくることなど教えて頂きました。

 

午後からは

松浦正朗先生による硬組織のマネージメントでは、自家骨が最良の方法であるのと分かると同時にやはり、色々な知識、技術として軟組織の扱い方がとても重要だと実感し、インプラント治療において、骨増量法、自家骨移植、G B Rなど必要不可欠で、必ず習得すべき事柄と感じ日々精進していきたいと強く思いました。

ピエゾサージェリーを用いた実習では、骨の硬さ、性状など実感出来ました。

 

2日目

飯島俊一先生によるインプラント補綴、種類と製作法CAD CAMの講義では、豊富な内容で飯島先生におかれましてはインプラントの本数、経験値の高さに驚愕します。

その経験からくる講義では毎回感動すると共に大きな不安に駆られる自分がいます。

材料や技術などは日々進化しているので自分の知識、技術がなければ選択肢が広がらず日々上を目指す気持ち、心意気がなければならず、それが全て患者様につながることを勉強させられます。

 

竹下文隆先生のサージカルガイドとシミュレーションでは、パノラマトレースによると実習、SIM plant softでのシミュレーション実習をさせて頂きました。今までの診療でいかに曖昧な知識で日頃見落としていたのかを再認識させられました。

 

最後に佐藤隆太先生による口腔内規格写真撮影についての講義がありました。

たかがカメラ、されどカメラと認識してさせられるもので規格生を持たせた写真がいかに重要か、カメラ1つとってもそれだけで学問として成り得る奥深いものでした。

ミラーや口角鉤の使い方については早速持ち帰ってスタッフ皆んなで情報を共有すし、大切さを理解し、技術を身につけられる様に練習したいと思います。

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KIRG 7月 感想文 池田幸史 池田歯科医院(佐賀県佐賀市)

 

今回の講習会では患者さんの全体的な要素にも注目して取り組んでいくことの重要性を学びました。

今までは骨のことばかり重要視していて軟組織についてはあまり気にしてなかったがソフトティッシュマネージメントの講義により角下粘膜の重要性を聞くことができ、実習では豚の顎骨を使って減張切開のやり方など分かりやすく教えて頂き理解が深まりました。

また硬組織のマネージメントの講義では骨の大きさや形はとてつもなく個人差があり、骨量不足の病態分類、骨造成時の切開デザイン、リスク、また骨造成をする場合に上皮細胞や線維芽細胞が入り込まないように切開を工夫することなど実践的な話を聞くことができました。

インプラントは外科、補綴、審美だけでなく、カウンセリング力、リスク予測など様々な要素が含まれる治療なので明確な評価基準をもって取り組んでいきたいと考えています。

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第四回 感想文

第25期受講生  久保 周次郎 鉄輪歯科クリニック(大分県別府市)

 

7月20日(1日目)

・児玉利朗先生 ソフトティッシュマネージメント

ブタ下顎骨を用いた実習および講義でした。

一見、インプラントを埋入するにあたって骨(硬組織)にばかり目がいきがちだと思うが児玉先生の実際の臨床例や話を聞くとソフトティッシュマネージメントが一番意識しておかなければならない点であることを再認識させられま

した。

・松浦正朗先生 硬組織のマネージメント

同じくブタ下顎骨を用いた実習および講義でした。

普段、私は骨を切削など行う際はタービンやコン トラといった従来の方法でしか行ったことがなく、ピエゾサージェリーにて骨切削の体験をしてみて軟組織は機械が進まないシステムから余分な骨切削量を抑えられかなり有用であることを確認できた。

 

7月21日(2日目)

・飯島俊一先生 インプラント補綴

インプラントの長期予後には骨造成や定期的なSRPは関係なく、咬合の管理等、歯科医師の責任は重大というお言葉からインプラントだけでなく日常臨床においても、意識高く持つことが重要だと気づかされました。

飯島先生の臨床例のように美しく的確にインプラントを埋入できるよう、これからの日々の臨床を、より大切に丁寧にこなしていきたい。

・竹下文隆先生 サ ージカルガイドとシミュレーション

Simplantシミュレーションを用いた実習でした。

使いこなすことができたら、より安全で正確な手術が可能になることを再認識できた。

・佐藤隆太先生 口腔内写真撮影

日頃、私は一眼レフカメラは使用していないため、今回の講義により、その重要性をひしひしと感じた。前向きに導入を検討したい。

全体を通して、毎月のKIRGの講義がいつも楽しみで仕方がないです。あと少しだけになってきましたが最後まで気を抜かず全て自分の糧になるよう頑張っていきます。よろしくお願いします。


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