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平成29年度 公益社団法人日本口腔インプラント学会 認定講習会第2回 報告

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KIRG23期生森本実可と申します。
今年度2度目のKIRG100時間コースは、講義予定だった講師の先生が急遽来られなくなるという事態がありましたが、KIRGメンバーの先生方の機転で、笑気麻酔についての講義に変更となった形で無事終了しました。

原先生によるインプラント治療に直結した解剖学
こちらは初回に受けた顎顔面解剖学の復習になる内容と、特にインプラント治療における偶発症に関する詳細や、インプラント治療において解剖学的に注意する点を講義していただきました。初心者の視点にたちポイントをわかりやすく教えていただき、インプラント治療を安全に行っていく上での基礎を学ぶ事ができました。

佐藤先生による口腔内写真撮影
治療を行う際、記録は重要と分かっていても、時間的な問題やカメラの知識もない理由から、撮らなかった、あるいは綺麗に撮れなかった口腔内写真。今回はカメラのいろはから、規格写真、スムーズに撮るためのポイントまで細かく講義してくださいました。今までテンプレートとしてしか見てこなかった絞りやシャッタースピード、ISO感度がどのようなものかを知る事で、写真に対する意欲の湧く内容でした。

飯島先生による各種インプラントの臨床
飯島先生の長いインプラント臨床で実感された所や、長期成功を目指したインプラントの考え方を講義していただきました。インプラントの理想をご自身で形にされる飯島先生の感じておられる内容は、初心者の私にとってなかなかお聞きする機会のないもので、とても貴重なお話でした。また先生の情熱に私自身触発されました。

竹下先生による笑気麻酔
急遽講義してくださった竹下先生、本当にありがとうございました。私自身あまり治療に用いた事がなく、知識に乏しかった笑気麻酔の臨床での有用性を教えて下さりました。患者さんの満足度も高いとの事で、実際に臨床の場で使用してみようと感じました。

堀川先生によるセデーション
各種薬剤についてと、実際に麻酔をされていて実感された内容、患者さんの感想に至るまで、静脈内鎮静法をまるごと教えて下さる内容でした。モニター下、静脈確保下での治療は、インプラント治療自体を安全性の高めるものでもあり、今後のインプラント治療においてセデーションの需要性は高いと確信しました。

福田教授による麻酔と全身管理(実習 バイタルサイン、静脈確保)
神経損傷や緊急時対応のお話、静脈確保の実習をして下さいました。中には少し怖く感じる内容もありましたが、前述のセデーションの講義でも感じた、モニター下、静脈確保下での治療の重要性を再確認する事ができました。また、日頃からモニターする習慣や、患者さんの「なんとなくいつもと違う」様子に気付く事が全身管理に繋がると教えていただき、感銘を受けました。
以上のように、どの講義も学ぶ事が多く、とても充実した2日間でした。講師の先生方、本当にありがとうございました。来月も余すところなく吸収させていただこうと思います。

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認定講習会第2回目感想         KIRG23期生 大月デンタルケア 大月晃

5月の熊本は人の心も優しく食べ物も美味しく気候も温和でとても良いところでした。今回初めてKIRGのコースに参加させて頂くことができ,大変うれしく思っています。ありがとうございました。
昨年は一旦申し込みをしながら,航空券を取っている最中に地震を知りキャンセルしてしまいました。ご迷惑をお掛けしましたが、これからも熊本の皆様方の復興を祈念致します

今回、インプラントを本格的に勉強しなおそうと思ったきっかけは以下のようなものです。
・術後10年以上、なかには20年の症例も出始め、それらを見ると殆どが良好な経過をたどり、特に咬合崩壊には極めて強力な治療法であること。また残存歯牙に対しても非常に優れた治療法であることを実感しました。
・また一方では予後の不良なものもあり、そうならないための知識と技術を知りたいと思いました。
・予防型医院で経営安定ができたので、インプラントに経営安定の為の利益をあまり求めなくても良くなったので、経済的に無理をしなくて良いという意味で、安全性が向上したと感じて居ます。
・医院運営から私の手が離れ始めたために、私自身インプラントに時間を割くことができるようになったので、集中的に勉強をし直したいと思っています。
・インプラントに関する体系的な勉強を今までしていないので、いつかやりたいと思っていましたが、そのチャンスが来たという思いで居ります。
などです。

ところで、本題である今回の研修会での感想ですが、まだ一回だけなのであまり判ったとは言えないのですが,概ね以下のようなものです。
・会の雰囲気が大変良いと思います。過度な緊張や、上の先生や周囲の顔色をあまり伺いすぎると,本題に集中しにくくなるのでリラックスできる環境は重要だと思っています。その点、柔らかい雰囲気を心がけてくださっているのが良く伝わって来ます。たいへん有り難い限りです。私のような粗忽者にはとても落ち着きます。あらためてありがとうございます。

・飯島先生と賀来先生の講義は東京でも受けたことが在り、医療姿勢に信頼が置けるものを感じておりましたので、KIRGについてはいつかお世話になりたいと考えておりました。
今回飯島先生の講義で最初に利益相反について語られ、これは最も重要な点の一つであり、出発点だと感じました。この点、とくに勉強をさせて頂きました。誠にありがとうございました。遠路遙々来た甲斐があったと感じます。ますますそう思えるように精進致します。

・解剖学については改めて勉強させて頂きました。身の引き締まる思いです。特に下顎管の問題は、万一のことがあると取り返しがつかないことをたくさん教わり、改めて慎重にも慎重を期さねば、と厳しく思いました。
・口腔内写真に関しては大変楽しく教えて頂き、また美しい写真を見せて頂きました。改めてカメラのことは判っていなかったことが判りました。
・セデーションについては私は専門医に任せており、今後もその方向でおりますが、やはりそうは言っても術者も概ねのことは抑えておくべきであると思いますので、今後とも宜敷御教示の程御願い致します。
・飯島先生の各種インプラントの臨床においては、先生の細いインプラントのご紹介を頂き、大変興味をもち、大きな将来性を感じました。以後さらに勉強をさせて頂ければと存じます。
・麻酔と全身管理,緊急処置などいついては,何年か前に習っているはずなのですが、使わないとどんどん忘れていくもので、改めて勉強させて頂きました。

以上、大変僭越ではありますが感想を述べさせて頂きました。今後とも各講師先生方および御同輩皆々様方のご指導何卒宜敷御願い致します。

2017 Jun 14 大月晃

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KIRG100時間コース報告書
2017年 5月20、21日

担当 KIRG23期 豊田

インプラント治療に直結した解剖学の講義では、
解剖を理解することの必要性や術前検査をすることはもとより破格例の存在も考慮して埋入手術に臨む事の大切さを学びました。

口腔内写真規格撮影の講義では、
規格性をもたせた写真がいかに貴重な資料になるのかを学びました。
院内のスタッフ全員で口腔内規格写真の大切さを理解し、スタッフ全員が撮影の技術を身に付けられるよう練習したいと思います。

各種インプラントの臨床の講義では、
初期の成功率だけでなく10年先20年先を見据えた長期の成功を得るために、それぞれの特徴を理解し適切なインプラントを選択できるようになることが必要だと感じました。
この講義では症例写真も多く、大変勉強になりました。

静脈内鎮静法の理論と実際の講義では、
インプラント手術の際患者の精神的な緊張を和らげるための配慮が必要不可欠であるということから、日々の診療でも患者の精神面について意識しなければならないと再認識することができました。
笑気、静脈内鎮静を用いることにより、患者の精神的緊張や不安をセーブし、安全、円滑に治療を行うことができると思います。

口腔インプラント埋入手術のリスクマネージメントでは、
救急処置について学び直すことができ、緊急時に的確に対応できるよう普段から準備しておかなければならないと思いました。
神経損傷のパターンやその対 処方法についても聞くことができ大変勉強になりました。

静脈路確保の実習では実際に実習をすることで、スムーズに理解することができました。
後はスタッフ間で相互実習しようと思います。

受講風景写真①

受講風景写真②

第23期受講生と講師・担当会員との討論懇談会

実習風景①福田教授より自らの指導を受ける受講生

実習風景①福田教授より自らの指導を受ける受講生

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