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2022年度 認定講習会第5回 報告

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2022年度九州インプラント研究会第5回講習会を終えて

第28期 鈴木純子 ジュンデンタルオフィス高円寺(東京都杉並区)

今回は新型コロナ感染症第7波の感染者急増の中、ウェブ開催となりまして、オンラインで参加させていただきました。先の見通せない状況下での講習会開催ということで、多大なご尽力があっての運営と拝察し、感謝しております。来月からまた対面で受講できるようにと収束を願っております。

1日目

1講義目は添島義樹先生のストローマンボーンレベルインプラントの特徴と臨床についての講義でした。

ボーンレベル、ティッシュレベルの形態的特徴から、ボーンレベルの部位別の有用性、症例選択、埋入ポジション、さらに、審美領域での歯冠乳頭の回復の難易度分類などを系統的に学ぶことができました。講義は大変整理されて理解しやすく、症例におけるフィクスチャー選択に関して各症例に対してより緻密で客観的な根拠、選択基準を持たなくてはいけないと感じました。

2講義目は加来敏男先生のストローマンガイドサージェリーの臨床でした。

技工も含めたデジタル全般の内容と症例供覧で大変圧倒されました。デジタル全般の知識の習得と共にデジタルとガイドを最適に使用して長期予後のインプラント治療にそれらをどうつなげるか具体的な手法や技術の習得が必要とのことでした。

「信頼できるガイド作成」がまず重要で、その上で埋入精度を上げるためにガイドを盲目的に過信せずに常にチェックしながら使用するという姿勢が重要であると感じました。具体的には、遊離端症例においてガイドの位置ブレを防ぐための方法や埋入位置がずれそうになった時の位置補正の技術などがあげられ、大変勉強になりました。

 

1日目の午後の講義は田中秀樹先生の審美的インプラント補綴と必要な術前処置でした。幅広い処置を組み合わせた高度な治療と思いますが、大変わかりやすく整理して講義していただき、鮮やかな症例紹介も含めて感激しました。特に、審美部位での切開線のデザインや、骨造成を必要とする際の血流を考えた切開デザインは大変勉強になりました。今後は軟組織に関してより知識を増やし、的確な診断と予知性の高い歯周形成外科も行っていけるようになりたいと思いました。

 

2日目

午前は、武田孝之先生の改めてインプラント補綴を考えるという題の講義でした。

インプラント治療に限らず、歯科治療全般にあてはまる大変本質的な内容を伺うことができました。

「的確な診断」という言葉の重さを改めて考えさせられました。より多くの情報を読み取り、原因からリスクを推察し、それをふまえた適切な計画策定、治療後の変化に対する長い時間軸における対応など、予知性の高い治療をいかに計画し、患者さんと共に築いていけるか、多方面にわたる知識や能力が必要で、非常に複雑で難しいと思いました。そうした治療の本質にかかわる内容の講義をされることの重みを感じました。

 

午後は飯島俊一先生のインプラント補綴の講義でした。

前回までの講義に引き続き、今回改めてITインプラントの特徴を再度解説していただくとともにと多くの症例を見せていただいて、開発や改良のきっかけとなっているのが先生のこれまでの多くの実績、経験の中にあることもよく理解できました。細くても破折しない小さいテーパー、材質、口腔内接着やテーパーロックによる精度の確保と上皮付着の獲得、さらに上皮付着を獲得することで骨が増えるケースまであるとのことで、驚きました。長期成功ということがどれだけ多くの知見と合理的な処置の積み重ねの上に成り立つかを知りました。

インプラント治療と一言に表現しても、そのレベルと仕事量が異次元なものを見せていただいたと思いました。思っただけで終わらないようにしっかり学んで診療にいかせるようにしていきたいと思います。

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2022年度 九州インプラント研究会第5回講習会を終えて

 

第28期 能勢 明 東京女子医科大学八千代医療センター歯科口腔外科

 

2022年8月20日、21日に受講いたしました。

未だに収まらぬコロナ禍であり、今回は初めて完全Web講義になりました。自宅のWi-Fiがなかなか安定しておらず接続が切れてしまうこともありましたが、なんとか2日間を終えられることができました。

 

1日目の最初は添島先生のボーンレベルインプラントの特徴と臨床の講義でした。

ボーンレベルとティッシュレベルインプラントの違いや審美領域での埋入ポジションの注意点など臨床にそくした講義で理解を深めることができました。

 

2限目の加来先生にはガイドサージェリーの臨床の講義をしていただきました。

加来先生も埋入ポジション、深度のお話や現在インプラント手術には必須とでも言えるガイドサージェリーのお話をしていただきました。

 

1日目の最後は田中先生な審美的インプラント補綴と必要な術前処置の講義をしていただきました。

血流を意識した切開線や軟組織移植など写真や図が多く視覚的にも分かりやすく有意義な時間となりました。

治療計画の立案や患者さんへの治療方法の説明のお話もより患者さんに良い治療を選択頂けるように心がけていこうと思いました。

 

2日目の最初は武田先生の講義でした。

最初にお話いただいた補綴治療を行う前になぜこのような状態になってしまったか診断が大切だというお話をしていただき、普段の診療でもそれを意識しながら治療計画を立案しているためより理解が深まり、また改善点など今後の診療に活かせるような講義でした。

 

最後の講義は飯島先生のインプラント補綴の講義でした。

毎回飯島先生の講義や臨床のお話は目から鱗が落ちるような内容ばかりでインプラントへの愛や患者さんへどうすれば1番良い治療を行えるのか、埋入したインプラントが長期的に使用するにはどうするべきかなど様々な事を考え治療をおこなっていると尊敬するばかりです。

九州インプラント研究会を受講しなければ飯島先生のITインプラントや長期成功のためにどのようなインプラント治療をすべきかなどの考えが出来ていなかったと思います。

 

今回は残念ながら対面講義が叶いませんでしたが、どの先生もWebと対面と変わらず熱意を持ってご講義していただきました。

残りも少ない講習会ですが、今後のインプラント治療、歯科界に還元できるよう日々精進していきたいと思います。

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2022年度 KIRG九州インプラント研究会 第5回講習会を終えて

 

第28期 三戸瀨智暉  さこだ歯科医院(鹿児島)

新型コロナウイルスによる感染が拡大しており、残念ながら第5回講習会はすべてオンラインでの受講になりました。今回、オンラインでの受講になり、これまでの4回の講習が現地で参加できていたこと、著名な先生方の生の講演を聞くことができていたことが当たり前の環境でなかったことを感じ、事務局の方々を含め運営してくださっている方に感謝をいたします。9月に行われる予定の第6回講習会はぜひまた現地で参加できればと願っております。

 

第5回講習会は添島義樹先生、加来敏男先生、田中秀樹先生、武田孝之先生、飯島俊一先生の講演でした。

ボーンレベルインプラントとティッシュレベルインプラントのインプラントフィクスチャーの構造の違いやそれぞれのメリットなど、基本的な内容から、審美的なインプラント補綴やそれに伴う術前の処置など臨床的な内容まで幅広くありました。

また、武田先生の講演の中にあった「診断とはどうやって直すかより、なぜ崩壊が起きたのかを考える」ということが大事であると感じました。的確な診断のもと、適切な治療を行うことが重要です。どれだけ手術がうまくても診断を間違えれば予後は悪くなってしまいます。術前の資料採取を確実に行い、なぜそのような状況になってしまったのか、どこから治療していく必要があるのかなど、診断を間違えないということも今後は意識していこうと思います。

飯島先生は初めての講演ではありませんでしたが、症例写真を見せていただくと毎回圧倒されているように感じます。初めてITインプラントを見たときも衝撃を受けました。

 

講習会も後半に入り、内容の難しいものが増えてきているように感じます。ただ、実際の症例写真を見させていただき、イメージがしやすいのでとても刺激になります。私も先生方のような治療ができるように知識をつけ、技術を身につけていきたいと思います。また、口腔内写真撮影などの資料採取も大事になってきます。今のうちから写真を多くとるように心がけたいと思います。

第5回講習会 WEB(リモート)講習会

伊東会長挨拶(キーステーションより)

講師 田中秀樹先生への質問

講師 飯島俊一先生講義と質疑応答

講師 加来敏男先生講義

KIRG会長講話:第7波の状況

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